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可愛い子には注意をっ!
第3章 お互いの気持ち
「ん…あれ…お姉ちゃん、お風呂出たんだ」


「……」


「お姉ちゃん?」




あたしは振り向けるはずもなくて、体育座りの状態で顔を隠す。



「さっきの――って、顔真っ赤だけど、どうしたの?熱でもあるとか?」

「な、何でもない。ちょっとのぼせただけだから」






これ以上はここにいれなくて、リビングを出ようと立ち上がった。







「ねぇ。さっき、キスしようとしてなかった?」




っっ!!!

ば、バレてたっ!?






「やっぱり(笑)」





立ち去ることもできずに立ち止まっていたら、手首を引っ張られ、ソファに座る奏音に思いきりダイブ。






その瞬間、


唇にあたる柔らかい感触。





「んっ…」




小学生のくせに、何でこんなうまいのよっ!?





じゃなくてっ!





「ちょ…かなと、やめ…」



「ねぇ、俺のこと好き?」




離された唇から出た意外な言葉。



頭の中でもう一度繰り返してみる。

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