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白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第3章 出会い(3)
次に美香に会ったのは、二週間が静かに過ぎたあとのことだった。

待ち合わせの場所は前回と同じ、夕方の光が薄く沈みかけた電気屋の駐車場。アスファルトはまだ日中の熱をわずかに残していて、風が通り抜けるたびに乾いた匂いを運んできた。

約束の時刻ぴったりに赤い外車が滑るように停まった。

「待った?」

美香はドアを開け、すっと降りてくる。膝丈のスカートから伸びる脚は、濃いめの黒のパンストに包まれて、夕暮れの光のなかで静かに艶を帯びていた。細く、長く、触れればすぐに体温を伝えてきそうなその脚を、昭吾は一瞬だけ見つめた。欲望は、すでに静かな熱となって腿の内側に沈んでいた。

「久しぶりね。元気にしてた?じゃあ、行こうか。さあ乗って」

助手席に身体を預けると、車内には香水の残り香と、わずかに湿った布地の匂いが混じっていた。今日も美香は僕を見据えるようにして微笑む。

「ご飯、どこに行こうか」

「以前、美香さんがおっしゃっていたハンバーグのお店はいかがですか。美味しいんですよね」

「美味しいわよ。そうね……そこにしましょうか」

車は静かに走り出した。信号で停まったとき、美香が後部座席のバッグを取ろうと体を捻る。タイトなスカートが大きくめくれ、隠れていた太ももが、ふわりと露わになった。センターシームの縫い目が、滑らかな肌の上を一直線に走り、その先の暗がり——デルタの影が、ほんの一瞬だけ視界に入った。

昭吾の視線は、抗いようもなくそこに吸い寄せられた。

「ねえ、セックスしてないって、君がLINEに書いてたよね…溜まったときって、どうしてるの? 正直に言っていいのよ」

車内の空気が、わずかに熱を帯びた。

「モヤモヤして眠れないときは、自分で……処理しています」

「ビデオとか、動画とかで?」

「最近は……アダルト動画を見ながら、美香さんのことを想像して」

美香の表情に大きな変化はなかった。ただ、黒目がちの瞳が少しだけ細くなったように見えた。

「ふうん、そうなんだ。それでスッキリするの?」

「まあ……多少は…寝つきは良くなりますね」

「ふふっ。可愛い。昭吾くん。ねえ、想像じゃない世界を、感じてみたい?」

「…いや、その」

「恥ずかしがらなくてもいいのよ。正直に言ったら」

「はい…できれば…いいですけど」


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