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白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第6章 出会い(6)
「……少しだけ」

「えっつ……少しだけなの。じゃあ、いやよ」

小さく吐き出されたその声のあとに、美香はゆっくりと目を閉じ、自らの脚をさらに開き直した。そのしなやかな隙間へと、昭吾はそっと顔を寄せていく。先ほどの激しい名残を湛えたその場所は、汗と愛液に濡れ、淡い光を反射しながら妖しく艶めいていた。

そして、脚を、さらにゆっくりと開いた。

開かれたその隙間から、昭吾は花弁へと顔を寄せた。まだ熱を帯び、先ほどの交わりの名残を白く、あるいは透き通って残した花弁は、汗と愛液に濡れ、部屋の光をわずかに映して艶めいている。

割れ目の閉じ口に舌先でそっと当て、丁寧になぞり上げていく。ぬるりとした柔らかな感触と、微かに甘く、そしてどこか鉄の匂いを帯びた大人の体温が、舌の根から広がっていった。

「……ん……」

美香はわずかに息を詰まらせ、しなやかな背中を弓なりに反らせる。添えた指先で内側の熱を探りながら、舌は敏感な先端のまわりを円を描くように這い、溢れ出た瑞々しさをひとつ残らず吸い取っていく。

それは汚れを拭い去るような行為ではなく、女の身体が刻んだ快楽の痕跡を、まるで慈しむように読み解くための、静かで執拗な愛撫だった。

「……ん……きれい……にしてくれてるのね」

枕に吸い込まれるような掠れた声がこぼれる。

昭吾は言葉を返す代わりに、より深く舌を差し入れ、指を二本、三本と揃えて内側の熱と粘りをゆっくりと掻き出していった。

美香の腰が、抗いがたい引力に導かれるように、自然と僕の顔へと押しつけられてくる。それは拒絶などではなく、この満たされた時間に自らを委ねる、甘美な受容の証だった。

やがて呼吸が穏やかに整い、潤んだ蜜口は清潔な熱を帯びた温もりに包まれながら、昭吾は最後に優しく唇を離す。

半ば閉じた瞼の隙間から向けられた瞳には、熱を孕んだ余韻と、微かな羞恥の光が揺らめいている。

「……もう、いいわ」

そう囁くと、美香はゆっくりと身を起こし、今度は自ら覆い被さるように僕の身体へと寄り添ってきた。温かく柔らかな唇が包み込み、根元から先端へと丁寧な舌使いで熱を這わせていく。互いの肌に残された痕跡を慈しみ、再び新しい絆を結び直すかのようなその成熟した所作のなかで、静かな小川のせせらぎのように、二人の時間はどこまでも滑らかに流れ続けていた。


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