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不倫王の憂鬱
第2章 社内40%制覇
雨の夜は女性特有の偏頭痛があるのを彼は知っている。

「恵美さん、運転大丈夫?少し車で休めば?」

「そうね、少し休憩する。あなたは大丈夫なの?」

「まあね、俺はこういうのしょっちゅうですから。でも今日はなんか眠いっす。少し恵美さんの車で寝かしてください。」

「いいよ。どうぞ。」

恵美の車はファミリーカーの代表作であるトヨタのワンBOXだ。

彼は2列目の後部座席のシートに先に乗り、彼女を招いた。

彼女も容易くそのシートに座り少し彼との会社の事の会話を楽しんだ。

彼は前から少し彼女に惹かれていたことを告げた。

「嬉しいよ、ありがとう。でもあなたって他にもいっぱいいるんでしょ?」

よく彼が女たちに吐かれる言葉だ。

「まあ適当にいるけど、心底惚れる女にはなかなか巡り合えないもんで・・・。」

これもよく彼が使う台詞だ。

「そう・・・ふーん」

暫し、間をおいて、

「何で私をそこまで思うの?あなたが付き合ってる子たちのほうがずっと若くて奇麗でしょ」

「若けりゃいいんですかね?綺麗ってどこを?恵美さんの大人の色気を前にして痛感してるのはマジですし・・・。」過去の年上の付き合った女の話や適当なオバサンとの情事を逆に聞かせて恵美の競争意識を煽った。

彼女は最初、この話をする前に彼からのキスを躊躇って首を固くしていた。

しかしその話をしてから、彼の再挑戦に恵美は沈んだ。

キャリアウーマンである彼女は虚勢は張るが実の所、自信に裏付けがない。

そこを彼は見破り、彼女に適当な同じ世代の女の話を聞かす事により彼女の闘争心に火をつけた。

ただ、大概、こういう女性はここで事を済ませないで先に持っていくと、次の時にはまたガードが固くなる。

彼女のチノパンを脱がしながら彼は自分のパンツのジッパーを開け、一物を出すと恵美は自分からそれを握りしめ上下に扱きながら彼の敏感な亀頭に唇を被せてきた。
さすがにこの年齢の女は事が始まると話が早い。

”旦那とは全然とか言ってたから、欲求不満だな・・・”


彼には少し窮屈なセカンドシートで外の人影を気にしながら練習場の駐車場で二人はその場の愛欲を満たした。
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