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第2章 第二章　　距離感の穴埋め

程なくして時間が来た。
私は小娘のように軽い心を持ち家を出た。

　サイゼリアに着くとまだいなかった。

こっちが先か・・・

なんか物欲しげに思われるかな・・・。

そんな妄想を抱きながら私は喫煙できる席に案内してもらった。

　

まだ恋に落ちているわけではない・・・。

ただあいつはどんな気持ちで仕事して私を誘ったのか知りたいという興味本位の段階だ。

それを世間では恋に落ちる瞬間だという人もいるが、私は簡単には男に落ちない。

落とすことはあっても・・・。