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*妄想社長に振り回されて*
第8章 制服と痴漢
「あっ、あぁっん…気持ち、いっ…」

もし愛液に濃さがあるとするならば、今の私はかなり濃厚な愛液を流してるに違いない。
奥がぶつかる度に濃さを増すそれは雅也さんに絡み付き、雅也さんの液体と混ざりあっていく。

「ぅんっ、はっ、あぁっ……」

「あ、そうだ。言い忘れてたことがある」

腰を揺らしながら雅也さんが口を開いた。
何だかまともに聞ける状態ではないと思うのに、雅也さんは気にしている様子すらない。

……また、イキそ…っ

きゅうっと中が何度も締まり、私は限界を迎えていた。
雅也さんの動きもそれに合わせて激しくなっていく。

「あぁぁっん!」

ひくひくと痙攣する私の上で、再び雅也さんの声が降ってきた。

「香菜さん、うちで働くことになったから」

……は?今何て?
私もしかしてイキすぎて頭おかしくなっちゃったのかな?
何だかとんでもないことを聞かされた気がするんだけど……

にこにこと笑う雅也さんにそれ以上つっこめなくて私は黙ったままだった。

もしかしたら耳がおかしくなったのかもしれない。
そうだ!
帰りに耳鼻科に寄ろう!

嫌な予感しかしない状況に、私はただ現実逃避するしかなかった。

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