この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
*妄想社長に振り回されて*
第9章 香菜さんと私
「今でもコーヒー飲み過ぎてないだろうな?」
「あら、あの時がぶがぶ飲んでたのは雅也のコーヒーが美味しかったからよ?結婚したらぴたっとやめれたんだから」
……うん、香菜さんは仕方ないとして。
雅也さん、あんたデリカシーなさすぎ!
今の彼女放置するとかありえないんですけど!
でもだからと言って態度に出せるほど子どもでもなく、かと言って何でもないように振る舞えるほど大人でもない。
私は小さくため息をつくと、コーヒーには手をつけず配送する荷物を持って外へ出た。
「もうすぐ桜かなぁ」
マンションの近くの公園を見ると桜の木が並んでいる。
毎年この桜を見ると心が和んだ。
そう言えばあそこで好きって言われたんだよね。
そんなに前のことじゃないはずなのに、何だか随分前のことみたいに感じる。
本当に香菜さんはストーカーにあってるのかなぁ。
疑いたくはないけれどどうしてもその気持ちは拭えなかった。
「あら、あの時がぶがぶ飲んでたのは雅也のコーヒーが美味しかったからよ?結婚したらぴたっとやめれたんだから」
……うん、香菜さんは仕方ないとして。
雅也さん、あんたデリカシーなさすぎ!
今の彼女放置するとかありえないんですけど!
でもだからと言って態度に出せるほど子どもでもなく、かと言って何でもないように振る舞えるほど大人でもない。
私は小さくため息をつくと、コーヒーには手をつけず配送する荷物を持って外へ出た。
「もうすぐ桜かなぁ」
マンションの近くの公園を見ると桜の木が並んでいる。
毎年この桜を見ると心が和んだ。
そう言えばあそこで好きって言われたんだよね。
そんなに前のことじゃないはずなのに、何だか随分前のことみたいに感じる。
本当に香菜さんはストーカーにあってるのかなぁ。
疑いたくはないけれどどうしてもその気持ちは拭えなかった。