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*妄想社長に振り回されて*
第9章 香菜さんと私
「ストーカーってホントにいるんですね」
雅也さんに前もって聞いた話だと香菜さんはストーカーにつきまとわれてるらしい。
何度も話し合いはしたみたいなんだけど解決せず、前の職場もそれで辞めざるを得なかったみたいだった。
「あ、うん……そうね」
何だか歯切れが悪い。
もしかして本当は違う理由でもあるのかな?
……もしかして雅也さんを狙ってる!?
って雅也さんの被害妄想に汚染されてどうする。
「何の話?」
コーヒーをデスクに並べると、雅也さんが私たちの間に入った。
「あ、雅也のコーヒーだ!これ美味しいのよね」
雅也って名前で呼ぶんだ……気にしたって仕方ないって分かってるけど、やっぱりあんまりいい気はしない。
「雅也のコーヒーはインスタントでも美味しかったなぁ」
私の知らない過去。
それを共有する二人の間には何だか入り込めない雰囲気が纏っていた。
雅也さんに前もって聞いた話だと香菜さんはストーカーにつきまとわれてるらしい。
何度も話し合いはしたみたいなんだけど解決せず、前の職場もそれで辞めざるを得なかったみたいだった。
「あ、うん……そうね」
何だか歯切れが悪い。
もしかして本当は違う理由でもあるのかな?
……もしかして雅也さんを狙ってる!?
って雅也さんの被害妄想に汚染されてどうする。
「何の話?」
コーヒーをデスクに並べると、雅也さんが私たちの間に入った。
「あ、雅也のコーヒーだ!これ美味しいのよね」
雅也って名前で呼ぶんだ……気にしたって仕方ないって分かってるけど、やっぱりあんまりいい気はしない。
「雅也のコーヒーはインスタントでも美味しかったなぁ」
私の知らない過去。
それを共有する二人の間には何だか入り込めない雰囲気が纏っていた。