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*妄想社長に振り回されて*
第4章 本音と告白
社長は私の質問に固まってしまった。
考えたこともない。
そんな感じだ。
「ちょっと時間をくれないか」
早まったのかもしれない。
もう少し時間をかければ良かった。
でも何をどう思っても時すでに遅しだ。
ぎくしゃくしたまま仕事を終えて会社を出た時だった。
「坂本さん?どうしたんすか?」
間が悪いというか何と言うか。
バイト終わりの桜井くんとばったり会ってしまった。
「どうしたも何も仕事が終わったから帰るとこ」
「いつもより浮かない顔してますけど?」
さすが爛れた女関係してるだけあって鋭いな。
そういうの違うところで発揮できればいいのに。
「何にもないよ」
「絶対嘘。社長が俺のこと何て言ったかは知りませんけど、俺自身を見てくださいよ。坂本さんにとって信用できない奴ですか?」
真剣な眼差しにたじろいだ。
確かに社長に言われたことを鵜呑みにして、坂本くん自身を見ようとはしてなかった気がする。
考えたこともない。
そんな感じだ。
「ちょっと時間をくれないか」
早まったのかもしれない。
もう少し時間をかければ良かった。
でも何をどう思っても時すでに遅しだ。
ぎくしゃくしたまま仕事を終えて会社を出た時だった。
「坂本さん?どうしたんすか?」
間が悪いというか何と言うか。
バイト終わりの桜井くんとばったり会ってしまった。
「どうしたも何も仕事が終わったから帰るとこ」
「いつもより浮かない顔してますけど?」
さすが爛れた女関係してるだけあって鋭いな。
そういうの違うところで発揮できればいいのに。
「何にもないよ」
「絶対嘘。社長が俺のこと何て言ったかは知りませんけど、俺自身を見てくださいよ。坂本さんにとって信用できない奴ですか?」
真剣な眼差しにたじろいだ。
確かに社長に言われたことを鵜呑みにして、坂本くん自身を見ようとはしてなかった気がする。