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*妄想社長に振り回されて*
第4章 本音と告白
「まだ好きですよ!桜井くんとは何でもないし!引いたりも嫌ったりもしてません!」
大きな声で叫んでやった。
近所迷惑もいいところだ。
「ほ、本当か?」
「本当です」
「本当に本当か?」
「本当に本当です!」
しつこいな、この人。
私がため息をつくのを我慢していたら、いきなり社長に手を掴まれた。
無言のまま歩き出す社長に引っ張られる形になる。
「あのっ、どこ行くんですかっ?」
「俺の家だ」
「へっ?社長の家?」
「気持ちが通じあった男女がすることはひとつだろう?」
そう言って妖しい笑顔を見せる社長は、さっきまで妄想を繰り広げていた人と同一人物とは思えなかった。
大きな声で叫んでやった。
近所迷惑もいいところだ。
「ほ、本当か?」
「本当です」
「本当に本当か?」
「本当に本当です!」
しつこいな、この人。
私がため息をつくのを我慢していたら、いきなり社長に手を掴まれた。
無言のまま歩き出す社長に引っ張られる形になる。
「あのっ、どこ行くんですかっ?」
「俺の家だ」
「へっ?社長の家?」
「気持ちが通じあった男女がすることはひとつだろう?」
そう言って妖しい笑顔を見せる社長は、さっきまで妄想を繰り広げていた人と同一人物とは思えなかった。