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第4章 本音と告白

やっぱりこの人ツッコミどころ満載だわ。
普通セクハラのが嫌だと思うけど？

「怖いんだ。昔好きだった子に告白したらその日には学校全員に知られてからかわれて。それ以来自分から好きだと言えなくなった」

「それ、いつの時の話ですか？」

「小学生だが何か？」

何か？じゃないわ！
そんな昔の頃のトラウマが今までの被害妄想に繋がってるわけ？
どんだけ面白いんだこの人。

「もう……俺のことは嫌いなのか？」

……あ、まただ。

「うざい奴だと思ってるだろう？」

うっ！それはちょっと思ってるかも…

「目がそう語っている！」

私は何だかめんどくさくなりながらも、立ち上がり息を思いきり吸った。
まだあれやこれやと妄想を膨らませる社長の耳元に口を近づける。