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*妄想社長に振り回されて*
第1章 妄想社長と甘いキス
短大を卒業間近の頃、就職活動に悪戦苦闘してた私の目に入ったのはここの求人だった。
個人の輸入雑貨のお店の秘書兼事務。
募集要項は事務だけでいいんじゃないのって思ったけど、確かに働いてみてなんだかんだで社長のサポートもしている気がする。
お給料は決して高くはないけれど、一から十までほとんどの仕事に携われるという意味では楽しいし、やりがいもあると思う。
私はサイトの手直しを終わらせると、隣の部屋のドアを開けた。
シングルのベッドの上で寝息をたてる社長の肩を揺する。
「ん……麻希?」
いつもは名前で呼ばれないから、一瞬胸がどきっとした。
私の夢でも見てるのかな?
どんな夢なのか気になって社長の顔を覗くと、ふと瞼が開き目が合った。
「しゃ、ちょう?」
起きたのかと思ってそう呼んだだけの私を、社長は手を伸ばして私を引き寄せた。
いきなり温かい腕の中に収めさせられて、私は突然のことに固まってしまう。
「あ、あの…」
「黙れ」
後頭部を掴まれたと思ったら、すぐに唇が生暖かいものに触れた。
え、キス……されてる?
早くここから抜け出さなくちゃ、そう思うのに社長の腕の力は緩まることはなくてされるがままだ。
その間にも社長の指は無理矢理私の唇を開き、中に舌が差し込まれる。
個人の輸入雑貨のお店の秘書兼事務。
募集要項は事務だけでいいんじゃないのって思ったけど、確かに働いてみてなんだかんだで社長のサポートもしている気がする。
お給料は決して高くはないけれど、一から十までほとんどの仕事に携われるという意味では楽しいし、やりがいもあると思う。
私はサイトの手直しを終わらせると、隣の部屋のドアを開けた。
シングルのベッドの上で寝息をたてる社長の肩を揺する。
「ん……麻希?」
いつもは名前で呼ばれないから、一瞬胸がどきっとした。
私の夢でも見てるのかな?
どんな夢なのか気になって社長の顔を覗くと、ふと瞼が開き目が合った。
「しゃ、ちょう?」
起きたのかと思ってそう呼んだだけの私を、社長は手を伸ばして私を引き寄せた。
いきなり温かい腕の中に収めさせられて、私は突然のことに固まってしまう。
「あ、あの…」
「黙れ」
後頭部を掴まれたと思ったら、すぐに唇が生暖かいものに触れた。
え、キス……されてる?
早くここから抜け出さなくちゃ、そう思うのに社長の腕の力は緩まることはなくてされるがままだ。
その間にも社長の指は無理矢理私の唇を開き、中に舌が差し込まれる。