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シーツのお供
第3章 無口な彼の愛し方
一度(許可なく)イってしまった体は力が入りにくい。


膝立ちになってはいるが、膝が震えて座り込んでしまいそうだ。


彼は指先だけで「こっちへ来い」と合図する。



私は彼の躾通りに四つ這いになって、ベッドの端に座っている彼の足元へ移動した。

左右の間の鎖が短い手錠ではとても移動しにくい。
足枷が邪魔をして移動にとても時間がかかる。


それでも私は一生懸命床を這った。犬のように。



じゃらじゃらと耳障りな音を立ててようやく足元までたどり着くと、やっぱり躾通りに「おすわり」をした。



ふと彼の頬が緩む。
さっきとは違う優しい眼をして、ヨシヨシしてくれた。


ああ、嬉しい!




そしてやっぱり無言で、私にそのまま回れ右するように指先だけで合図する。
私はお利口さんにそれに従った。



四つ這いで回れ右は、すなわち彼にお尻を向けること。
すごく恥ずかしい。



何の前触れもなく、三叉のおもちゃを入れられた。


「ふああああっ!」



さっき1時間もあのブラシのようなおもちゃを銜え込んでいたおまんこは、全然抵抗なくそれを喜んで飲み込んだ。


三叉のおもちゃは、クリトリスとアナルも容赦なく攻め立てる。

それを分かっているから、スイッチを入れられる前からどこもかしこもびくびくと期待に震えていた。



「歩け」



短く命令する。


私は一歩ずつ前に進んだ。





「犬みてぇだな」



鼻で笑うのが頭上から聞こえる。

きっと氷みたいに冷たい目をしているに違いない。



その顔が見たくて頭を上げると、予想通り冷酷に笑う彼が視界に入った。




その顔を見るだけで、おまんこの奥がきゅん、と締まる。




「ほら、行くぞ」



ふ、と笑った彼は私より前に足を踏み出し、リードを強く引いた。
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