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シーツのお供
第3章 無口な彼の愛し方
「はぁ…あ゛あ…げほ…」


涙なのか涎なのか、めちゃくちゃになった私の顔を見て、彼は少し笑った。

私はそれよりも膝ががくがくしてとてもつらい。

呼吸が追いつかず、持て余した熱は私の体内に残ったまま出口を一生懸命探している。


「イきたそうだな」



わかってるくせに。


ふん、と鼻で笑って私の髪の毛を乱暴に掴んだ。


「あんな風に犯されて感じてんじゃねぇよ淫乱が」



ああ…その目が大好き。


噛み付かれるようなキスをくれた。



彼の舌はその目に反してとても熱い。

私の口内を弄って、舌を探り当て、思い切り吸われる。

舌が取れちゃうんじゃないかと思うほど強く吸われた後、優しく舌を絡ませる。


彼のこのキスが大好き。

どこかに掴まりたくても両手を縛られているから、それが叶わない。


いよいよフラフラしてくると、彼はそっと抱き上げてくれた。


「全く淫乱だな」


楽しそうに笑った。


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