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シーツのお供
第6章 愛されすぎた白雪姫
力の入らなくなった白雪姫は、ふらふらと壁際まで歩き、静かに膝を折りました。
叩かれた尻が少し熱を持っています。

腕を軽く振って痺れを無くそうとしている背後で、継母はなにか新しい器具を準備していました。


白雪姫はなるべくそちらを見ないようにしました。


白雪姫は継母のことは嫌いではありませんでした。

もちろん、もう天国へ行ってしまった母のことは今でも大好きなままです。
本当の母は、年齢を感じさせない可愛らしい人でした。
白雪姫は若いころの母にそっくりです。

一方の継母は、気高く美しい人です。
切れ長の目は冷たく見えるものの、実はとても心の優しい人です。
貧しい人には率先して手を差し伸べます。
それに、誰が見ても最高のプロポーションの持ち主です。


そんな継母は、白雪姫のことが大好きです。
可愛くて可愛くて、こんなふうについつい苛めてしまうのでした。



「さあ白雪姫。準備ができたわよ。こっちへいらっしゃい」

真っ赤に塗られた唇が嬉しそうに笑います。



継母には何故か逆らえません。

逆らったからと言って、なにか酷い罰があるわけではありません。
食事を抜かれることもありません。


でも、何故か逆らえないのです。


白雪姫は静かに立ち上がると、音もなく継母のもとへ近づいて行きました。



部屋の左右に置かれた儚いロウソクの灯りに浮かび上がるのは、床から1メートルほどのギロチン台でした。


「首を入れて。なにも怖いことなんかないわよ」


継母がにっこりと笑います。


白雪姫は何も言わずにギロチン台のくびれた部分に首を載せました。



「両手を出して。ここに乗せるのよ」


顔のすぐ横に、丁度手首が収まる位のくぼみが左右にひとつずつありました。

これも白雪姫は何も言わずに従いました。
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