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第10章 高速道をそれて

「アラ、お早いわね…」





魅子は、正雄の剃毛した上に、



ライターで陰毛を焦がした股間部分を、




ギターを奏でるような指遣いを、




滑らかにしては撫でてさすっていた。






八木沢は、姫美子の愛奴と化して、





両脇から体を抱きかかえられて

戻って来た。



『仲がいいのね…２人で何をしてたの？』





姫美子と魅子の口先から出た、美声の言葉がハモった。