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歯科衛生士☆姫美子26歳
第10章 高速道をそれて
警備員・八木沢は、





長池辰男理事長へ深々と頭を下げ、




地下室を後にした。





高橋歯科医師の背後には、





冴えない印象の男性と、





2人の美人さんが正雄と魅子、


姫美子へ視線を注いでいる。





「講師の湯沢正三くん、上田亜佐美くん、





それに、学長代理の井上万里子クンだ、私は、


高橋歯科医師の親友、理事長の長池辰男です。




よろしく、沼田正雄さん…」







「ついで、橘姫美子は、井上万里子学長代理






女子校時代に百合仲間だったの…もちろん、



魅子さんも、」




橘姫美子は、沼田正雄に語り掛けた。







正雄は、H美術専門学校・地下室に、





ただならぬ気配を感じていた。




正雄は、ぼう然と佇んでいる。























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