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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第8章 奈知子~息子の友人たちに
奈知子には、起きることができなかった。

予想外の展開に、驚きと戸惑いが奈知子をそうさせた。

奈知子は再び瞳を閉じ、眠っていることを装った。

激しく鼓動を高鳴らせながら。

「寝てるのかな」

「そりゃそうだよ。おばさん、かなり飲んでたみたいだから」

寝室に忍び込んできたのは、どうやら息子の友人二人のようだった。

彼らが何を目的としてここに来たのか、奈知子には想像するのがこわかった。

あら、まだ起きてたの、君たち。

仕方ないわねえ、じゃあ、もう少し一緒に飲んであげるわね。

こんな風に、明るく言葉を発すれば、何も問題はないだろう。

だが、若者たちがそれを望んでいるとは思えない・・・・・。

二人は、やがてベッドのすぐ脇にまでやってきた。

うつ伏せになったまま、奈知子は懸命に息を整えた。

「ほら、おばさん、やっぱり寝てるじゃん」

「熟睡って感じだな」

奈知子は声をかけるタイミングを完全に逸してしまった。

興味本位で、友人の母親が眠るところを見に来ただけなのだろう。

そうに違いない。

奈知子はそう考えながら、二人がすぐに立ち去ることを想像した。

だが、事実はそうではなかった。

「どうしようか」

「どうするって・・・・、寺谷、お前だぜ、先に言いだしたのは」

「伊東だってその気なんだろう」

「まあね・・・・・。おばさん、こんなに綺麗だからなあ」

二人の会話を聞きながら、奈知子は緊張を高めていった。

待って・・・・・、ねえ、何を考えているの・・・・・・・・

「電気は消したままのほうがいいよな」

「でも、おばさん、起きないかな」

「もし起きたら、強引にやっちゃおうか」

「さすがにそれはまずいだろう」

「そうだよな」

やがて、二人は沈黙した。

奈知子は、かつて感じたことのない切迫感に包まれていった。

酔いが残る肢体は、妖しげな熱を帯びている。

エアコンをつけ忘れた室内は、真夏の蒸し暑さが支配している。

間違いなく、シャツの下の素肌は汗ばんでいる。

早く・・・・、早く帰りなさい・・・・・・・

心の中で、奈知子はそう叫んだ。

だが、二人はそれに従おうとはしなかった。

「じゃあ、俺からいいかな」

「ああ。起こさないようにやれよ」

奈知子はヒップに若者の手が触れるのを感じた。
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