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第9章 玲奈～セクハラ常習犯に狙われた人妻

柳田の右手が玲奈のスカート奥をまさぐる光景が、画面に展開される。

矢島の全身には汗が噴き出していた。

上司である玲奈の危うい姿に、矢島は何度も椅子から立ち上がろうとした。

「このままじゃ玲奈さんが危ない」

だが、矢島の脳裏には、玲奈からの指示も残っている。

「彼に私が何をされても決して止めないこと」

柳田の悪事の決定的な証拠を今度こそ掴む。

玲奈は、自分の肉体をおとりにして、柳田を誘い込んでいるのだ。

だが、目の前の展開に、矢島は冷静さを維持することができなかった。

シャツがはだけ、黒色のブラに包まれた玲奈の豊かな乳房が露わにされている。

ソファ上で屈強な男に組み伏せられ、キスを浴びている。

そして今、男の右手が玲奈のタイトスカート奥に深々と挿入されている。

きつい視線を維持した玲奈の表情にも緊張の色が浮かんでいる。

玲奈さん・・・・・・

玲奈は柳田に挑んでいる。

決してあなたになんか満足させられらないわ、と挑発しながら。

矢島は、過去の2人の因縁をこの日初めて知った。

復讐を果たそうとする柳田を返り討ちにしようという玲奈。

玲奈さんがこんな男に屈服するはずがない。

柳田が屈辱にまみれるだけだ。

矢島はそう確信していた。

憧れの玲奈が陵辱されつつある姿に確かな興奮を感じながら・・・・。

「奥さん、これを脱いでもらいましょうか」

画面の中で、柳田が再び玲奈にささやく。

まさぐるように腕を動かし、玲奈の表情を見つめる。

唇を噛んだまま、玲奈は彼のことを睨みつけている。

「そんなことしても無駄よ」

玲奈の抵抗の声に、柳田はほくそ笑んだ。

「脱ぎたいんだろう、奥さんだって」

力を込めた男の腕が、スカート内から時間をかけて引き抜かれる。

「やっ・・・・・」

玲奈の下半身が、それに激しく抵抗するように動く。

だが、男は目的を果たした。

黒色のショーツを掴んだ柳田の姿を、矢島は見つめた。

玲奈さん・・・・

男の指先が再度スカート内に滑りこむ。

きつい視線を維持したまま、玲奈が男を見つめる。

左手で玲奈の乳房を愛撫し、右手をスカート内であやしく動かす。

「すべすべだ・・・・」

男が玲奈の内腿を撫でていることを、矢島は想像する。

そして、男の右腕が不意に最奥に伸ばされた。

玲奈が顔を歪め、瞳を閉じた。