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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第10章 菜々姫~囚われた戦国の美妻
このような愛され方を菜々は知らなかった。

夫との戯れは毎夜あった。

だが、これほどに時間をかけた濃厚なものではなかった。

夫の行為に、菜々は何の不満もない。

それが普通だと思っていたのだ。

だが、今、菜々は未知であった事実を知った。

世にいる男どもは、このように激しく、情熱的におなごを抱くのだと。

甚八の舌先が、徐々に奥方の内腿の奥に向かって這っていく。

「甚八・・・・、それはならぬ・・・・・・・」

瞳を閉じたまま、菜々は懇願のささやきを漏らした。

しかし、同時に菜々は、何かを待望する情念をも抱いていた。

甚八の両手で、太腿を更に強く押し広げられる。

夫しか知らぬはずの正室の蜜園が茂みに囲まれている。

蕩ける秘所がしもべに見つめられていることを、菜々は感じる。

「見るでない、そこは・・・・・」

甚八は無言だった。

そして、彼は口を泉に強く押し付けた。

「ああっ・・・・・・」

深い吐息を漏らし、菜々は背中を僅かに浮かせた。

湿った音を甚八の口元が奏で始める。

菜々が激しく首を振る。

指先が布団の上で震える。

そのどれもが演技ではないことを、甚八は確信する。

奥方様は、紛れもなく本当に悶え、快楽に苦悶されているのだ。

これほどに蜜を溢れ出し、快感を告白する人妻の肉体。

男の興奮が激しく加速していく。

甚八は顔を左右に動かしながら、激しく蜜を吸った。

「奥方様・・・・・」

「ううっ・・・・・、甚八・・・・・・・、はんっ・・・・・・・・・」

菜々の太腿が、男の頭を挟み込むように締め付けられていく。

自分から下半身を密着させるように、菜々の腰が僅かに揺れる。

「あっ・・・・、ああっ・・・・・・・・」

途切れる息。

震える裸体。

唇を開き、喉の渇きを訴えるように僅かに舌が動き、そして唇を噛みしめる。

「甚八・・・・・・、ああっ・・・・・・・・・・」

菜々は、いつしか甚八の後頭部を両手で抑えつける。
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