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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第18章 貴子~息子の友人の父親との出来事
貴子の言葉を聞き入れず、彼の手が胸元に近づいてくる。

「渕上さん、いけません」

貴子は彼の手を制するように自らの手を重ねた。

だが、肌が触れ合ったことが、二人の熱を高めた。

「貴子さん・・・・」

そのはかなげな言葉に、貴子は再び彼と妻との長い別離を思い出す。

彼の欲情をどこかで救ってやりたいという気持ちが、貴子の力を弱める。

彼の手が、貴子の胸の膨らみをシャツの上から覆った。

10本の指先が人妻の柔らかな丘陵を優しく愛撫し始める。

「そこは駄目っ・・・・」

夫にされるのとは全く別の感覚に包まれながら、貴子は唇を噛んだ。

たっぷりと貴子の胸を揉んでくる彼の手。

前を向いたままうつむき、貴子は彼にされるがままになった。

細身だが、豊かな膨らみをたたえた貴子の胸元。

パートで働くスーパーで、出入りする業者にいつも狙われている人妻の肉体。

その躰が今、初めて知る感覚に溺れ始めていた。

「淵上さん・・・・」

自分の声が想像以上に甘いことに、貴子は戸惑いを覚えた。

シャツの下に隠された乳房の先端を探すように動いてくる彼の指先。

「いけませんっ・・・・」

息が僅かに乱れ始め、貴子は手の力が緩んでいくことを感じた。

貴子の肢体に急速に熱が高まっている。

どこかで終わりにしなければと思いながら、それを先延ばしにしている自分がいる。

「駄目、これ以上は・・・・」

後方を向いた貴子が彼を見つめ、小さく首を振った。

彼の唇が、貴子のそれに重なった。

「はんっ・・・・・」

息を漏らし、貴子はずっと手にしていた皿をシンクに落とした。

優しく、それでいて、情熱的な口づけ。

乱れ始めた彼の息遣いが、貴子を更に火照らせる。

「渕上さん・・・・、主人が・・・・・」

首を振る貴子を、彼が逃がすことはなかった。

互いの存在を確かめ合うように、二人は唇を吸いあった。

「こっちを向いて、貴子さん」

彼と向き合い、貴子はうっとりとした視線でもう一度首を振った。

「貴子さん・・・・」

正面から彼に強く抱きしめられ、貴子は再びキスを受け入れた。

行き場を失った貴子の手が、彼を抱くように動いた。

彼の口づけが、貴子の首筋に降りていく。

白いうなじを吸われ、貴子の指先がやがて屈服するように彼の背に食い込んでいく。
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