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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第3章 悦子~町内会慰安旅行での出来事
「加藤さん、いったいどんなゲームなんですか?」

かなりの量のアルコールを飲んだ悦子だが、酔った様子はまるでない。

もともと、酒には強いのだ。

しかし、勿論気分は高揚し、肢体に熱を感じてもいる。

男性5名の視線を感じながら、悦子は加藤にそう聞いた。

「ありきたりですけど、どうですか、トランプなんてのは」

加藤とは別の男がそう提案する。

加藤と同じ40代後半その男は、笑みを浮かべながらトランプを手にしている。

「何でそんなもの持ってるんですか?」

悦子が呆れたように聞く。

「いや、さっき、ロビーで借りてきたんですよ。使うかなあ、なんて思って」

小さなテーブルに5名の男、そして悦子が集まった。

女性は自分だけだったが、悦子は彼らに気を遣ってもうしばらく残ることにした。

それに、今帰ると言っても、許してはくれないだろう。

そう感じながら、同時に悦子自身、もう少し夜を楽しみたいような気分もあった。

「6人だから、何をしようかな」

最初はありきたりのゲームを続けたが、やがてそれにも飽きた頃、加藤が提案をした。

「違うゲームにしませんか。もっとわくわくするような」

彼の提案は、カードを皆が選択し、一番小さな数字の者が敗者となる、という単純なゲームだった。

その場にいる一人の男が加藤に興味深そうに聞く。

「加藤さん、それで敗者になったらどうするんだい?」

「そうだな。一番数字が大きい方に何かされるってのはどうでしょう」

男性陣の表情に、一気に熱が帯びてくる。

「何をしてもいいのかな」

「じゃあ、何をされるか決めてからカードをひくことにしよう」

「最初はどんなのがいいかね」

男性たちが楽しげに考えを練っている様子を、悦子もまた笑顔で見つめている。

彼らがいったい何を考えているのか、人妻はまだ気づいていない。
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