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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第20章 明子〜密室に通う妻
「部屋に戻ったのかな」

腕時計は午後3時を少し過ぎたところを示しています。

1時間ちょっと寝てしまったようです。

ビーチの様子に変わったところはありません。

眩しい陽光が碧い海に注ぎ、穏やかな波が浜に打ち寄せています。

デッキチェアから立ち上がり、私は裏手にあるコテージに向かいました。

しかし、妻が戻った様子は全くありません。

リゾート内を散策しているのか、或いはプールに向かったのか。

落ち着かない気分を抱え、私は再びビーチに戻りました。

「そのうちに戻ってくるさ」

私がそうつぶやいたときです。

私の視線が、遠くを歩くホテルスタッフの姿を捉えました。

あの若い男性スタッフです。

彼に導かれ、スパで妻を覗き見した記憶が一気に蘇ってきます。

まさか・・・・

ゆっくりした足取りで近づいてくるホテルスタッフ。

私の困惑を見透かしたような表情を浮かべ、彼は私のもとにやってきました。

「奥様を探してますか」

素直に答えることができない私を見つめ、彼が言葉を続けます。

「奥様はまたスパに行きました」

「・・・」

「奥様から訊かれました。スパに予約は入ってますかと」

「妻から?」

「予約はなかったので、奥様をスパに案内しました」

「いつ?」

「30分くらい前です」

冷静に考えることができません。

妻のほうからスパに行きたいと言ったというのか・・・・

私の胸の内を、彼はやはり見透かしていました。

「また2階を開けておきました」

激しい戸惑いと形容しがたい興奮。

我を忘れ、私は小走りであの場所へ向かいました。

スパ裏手のドアに鍵はかかっていません。

細い階段を上る私を、あのお香の匂いが捉えます。

「イクっ・・・・」

数日前、妻が漏らした快感の告白が、私の耳にこだまします。

2階にたどり着いた私は、意を決してスパの空間に視線を注ぎました。

「明子・・・・」

ベッド上に仰向けに横たわる美しい妻の姿。

白の上質なタオルが裸の妻の胸元から太腿の辺りを隠しています。

妻は少し緊張した面持ちを浮かべているようです。

その表情は、しかしはっきりとはわかりません。

妻は細い布状の目隠しをされているのです・・・・

あのセラピストがゆっくりと妻に近づいてきます。

ベッドに置かれた妻の指先が僅かに震えました。
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