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インペイシェント
第22章 奉仕
圭子の右手は、遼次の杭を優しくさすり、先端の塊まで硬くエラを張らせた。

遼次は圭子の右手の動きに、高ぶりを押さえられなかった。

圭子もまた、自らの行為に興奮の限界を迎えるところだった。

圭子が杭から視線をはずし、遼次の方を見上げた。

虚ろな目で遼次をぼんやりと眺めるように見ている圭子が、異常に淫乱な女に見えた。

「遼ちゃん…、いい?」

圭子は、遼次の杭を上下にしごきながら、自分の欲求を言い放った。

遼次は気持ちいいのか?と聞かれていると思い、

「いいよ…」

と答えた。

その回答は間違えである事を、次の瞬間に気付かされた。

圭子の顔が、遼次の杭に向かいだした。

遼次はすぐにそれに気付いた。

圭子の頭に右手を伸ばし、優しく撫でるように迎えた。
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