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インペイシェント
第29章 泥淫酔
遼次は満足していた。

圭子を味わった事に、そして圭子を攻略した事に。

圭子の蜜壷の中で、硬直し反り返っている杭が、圭子の蜜壷の動きを敏感に感知していた。

蜜壷は杭を締め付けては緩み、奥底のシコリは杭の先端を突っついてくる。

圭子は無意識に腰をウネウネと動かし続けていた。

遼次はその腰の動きに合わせて、再び杭の出し入れを始めた。

「遼ちゃん、もっと」

圭子は笑みを浮かべて、ハッキリとした口調で遼次に言った。

圭子は体を起こし、杭を蜜壷から抜いた。

遼次は圭子の行動に驚いていた。

椅子から立ち上がろうとする圭子は、脚に力が上手く入らない様子だった。

圭子は遼次の左手を取り、遼次を椅子に座らせようとした。

「遼ちゃん、交代よ…」

圭子の眼差しは、怪しさを増していた。
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