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第38章 不能な抑制力

圭子は遼次の杭を上下にさすり出すと、たまらず遼次の唇に吸い付いた。

圭子の舌の動きと連動する様に、杭を握る圭子の右手が上下した。

圭子は遼次に促される事なく、遼次のファスナーを一気に下げた。

遼次の作業ズボンの中に潜り込ませた圭子の右手が、薄っぺらいトランクスの生地越しに杭をさすった。

遼次の杭は、硬直しきって反り返り、血管を浮き立たせて脈を打っている。

圭子は遼次の杭の感触を楽しむように、遼次の杭をまさぐっている。

「遼ちゃん、スゴいよ…」

圭子は遼次の唇から唇を離し、遼次の耳元で囁く様に言った。

圭子の言葉に、遼次は背筋にピリピリと電気を走らせた。

「ねえ、いいの？」

圭子は遼次に確認した。

それは遼次と圭子の合い言葉の様なものだった。

「いいよ…」

圭子は膝を畳み、遼次の前にストンとしゃがみ込んだ。