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インペイシェント
第5章 念願の目標
「ヤバい、バレてた?」

遼次はふざけた調子で圭子に言いながら、右手を圭子の左太ももに軽く載せた。

「コラッ、そ~ゆ~事するのね?」

圭子はそう言いながらも、遼次の手を退けようとはしなかった。

「やっぱり圭子さんは、大好物なヒトだな~」

遼次は圭子の太ももに置いた右手に、少し力を入れた。

遼次は圭子の膝の方に手を移動した。

「ちょっと、くすぐったい!」

圭子は少し強めの口調で言った。

遼次は圭子の太ももを何往復か撫でた。

「ちょっと、遼次さん、私が変な気になるから…」

遼次の右手が脚の付け根に向かおうとした時、圭子の左手が遼次の手を抑えた。
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