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第11章 開拓する

圭子が、どこまで体の触れ合いを許すのか…

そもそも、圭子はどんな性格なのか…

純粋で天真爛漫な雰囲気で、自分をウブと主張し、淫靡な世界に疎いと言う。

しかし、時折見せる、誘惑してくる言動に、遼次の判断は揺らいでいた。

このまま圭子に手を出し続けて良いのか、大丈夫なのか…

遼次はいつも、自分の欲望に負けながら行動してしまうクセに、確証を持てない事に対して、突然襲われる不安感を覚え、自問自答を繰り返して来ている。

端から見れば、外見とは違い、気の小さな男。

それでいて、淫靡と背徳の世界から抜け出そうとしない、ワガママな男である。