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梨華との秘密
第9章 乱れ咲く縄華
 家に帰り着く前に、三奈に電話をかけた。


「もしもし、二郎さん?」


「うん、俺だよ。これから家に帰るからね。梨華は寝たのかな?」


「いえ、まだ起きてるわ。お風呂に入ってるところ。お食事は?」


「うん、食べたいね。そっちに行くよ。三奈一緒に風呂に入ろうか?」


 三奈の声が嬉しそうに変わるのがわかった。


「はい、楽しみにしてます。梨華を、待たせますわ。」


「いいのか?明日も学校だろう?」


「うふふ、梨華もあなたの顔が見たいのよ。」


「そうか、仕方ないな。あと二十分くらいでつくよ。じゃあ、あとでね。」


 はい、という三奈の声を聞きながら携帯を切った。
 三奈の熟れた身体と、梨華の蒼い肉体を思い浮かべ、思わずニヤリとしていた。
 団地の登り坂を登りきり、三奈の家の駐車場に車を入れた。


「ただいま、三奈。待たせたね。」


 扉を開けると、三奈が抱きつき身体を密着してきた。


「お帰りなさい、あなた。梨華も待っている、ん、んん、、」


 三奈の言葉は唇で塞ぎ、ユックリと舌と舌を絡めあい、お互いを貪りあった。
 厚い布地越しに三奈の体温が、俺を温め包んだ。


「あなた、良い匂いがするわ。香水ね。」


 少し恨めしそうに、三奈が俺をにらんだ。
 正直に言うしかないな。


「うん、常務の婚約者のお相手さ。倉敷を観光案内してたんだ。」


「えっ、今朝社長がくるって?」


 やばい、目が細くなってる。


「うん、常務は社長の息子。だからさ。」


「あっ、だからね。ごめんなさい。変なヤキモチやいて。」


 ふぃーっ、難を逃れたかな?


「いいよ、俺でも疑うさ。晩ごはんを食べさせてくれるかな?」


 はい、と言いながら三奈は、後を付いてきた。
 リビングに入ると、梨華がバスタオルを巻いただけの格好で待っていた。


「パパお帰りなさい。あんまりメールがこなかったから、心配しちゃった。」


 ありゃりゃ、バレてるな。
 ごまかしは、あかんな。


「うん、社長の息子の婚約者の相手をしてたんだよ。」


「ヘエ、社長の婚約者って凄い美人でしょ?」


 来やがったよ。


「うん、美人だよ。パパの部下だった女性なんだ。」



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