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梨華との秘密
第10章 聖夜の宴
 断られるかと思ったが、


「どなたを連れてくるの?それと、私を迎えに来てくださるんでしょ。」


「あぁ、元の部下の娘さんだよ。新しい家族の一人になる娘だ。梨華のお姉さんになる女性だ。後一時間くらいだよ、三奈。待っててくれるかい?それから、下着はなしだよ。」


 ミキが下着なしと聞いてぎょっとするのがわかったが、気にしなかった。


「そ、そんな、でも、わかりました。下着、脱いでおきます。」


「うん、それじゃあ梨華には連絡頼むよ。今から帰るから。」


 それだけ言うと、携帯を切った。


「あの、今下着無しって、聞こえたんですけど?それって、奥様は、お父さんの奴隷?」


「うん、そうだよ。娘の梨華もね。嫌ならいいよ、ミキ?」


 そう言いながら、車を発進させた。
 そして、意識的にミキと呼び捨てにして、彼女の覚悟を見ることにしたが、俺の予想は見事に外された。


「妹の梨華ちゃんもお父さんの奴隷なんですね。でもそれって犯罪じゃないんですか?けど、私もお父さんの奴隷になりたい。変ですか?」


「いや、変じゃないよ。変なんは、俺さ。ミキ、お父さんの奴隷になりたい気持ちを利用したのは、俺だからさ。三人ともお父さんの奴隷で家族さ。」


 俺の不安を裏切るように、ミキがムシャブリついて来た。


「嬉しい!お父さん、私、幸せ!でも、少し心配やわ。受け入れて貰えるん?」


 彼女の不安が手に取るようにわかったが、同時に俺の不安でもあった。


「大丈夫さ。ただ、ショックは覚悟しときなよ。それに見られながら調教されるんだよ、ミキ。」


 少しキツイかなと思ったが、予想が外れた。


「ハイッ、覚悟してます。私、そういうの好きだと思います。」


 彼女の瞳に決意と妖しい炎チロリと覗いていた。


「ミキ、呼び捨てにされても怒らないんだね。」


「えぇ、子供の頃から、お父さん怒った時に私を呼び捨てにされてたし、それに頭撫でながら誉めてくれる時、良くやったねミキって、、。それが嬉しかった、だから、、」


「そうか、気が付かなかったなあ。フフッ覚えててくれたんや。嬉しいわ。これからはホンマの家族やで。遠慮はせえへんよ。」


 そう言いながら信号待ちを利用して、ミキの肩に手を回し抱き寄せた。
 唇に軽く触れながら、右手を彼女の柔らかい胸の膨らみに触れた。
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