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梨華との秘密
第4章 娘との日々
 柔らかいプルンッとした感触が心地よく、開いた俺のくちびるの間から梨華の舌が侵入してきた。
 軽く舌先を吸ってやると、求めるようにさらに俺の舌を求めてきた。
 少女にしては発達した乳房の柔らかさが、俺を欲情させたが、後のことが頭に浮かび、辛うじて踏みとどまった。


「梨華、悪い娘だ。また、可愛がってあげる。いいね。」


「うふっ、ごめんなさい。我慢できなくて。パパ、大好き。」


 梨華の笑顔が、俺のこころを引き付けた。
 食器を片付け、タバコに火をつけた。
 ユックリ上がる煙を見ながら、昨日からのことが甦っていた。
 しかし、参ったな。
 俺は、完全に犯罪を犯しちまった。
 どうすべぇ?
 しかも、便宜的とはいえ父娘なんて、異常だろ。
 おまけに幸の姪っ娘って、なんてこったい。
 ロリコンじゃなかったはずなんだが?
 どうなってんだ?!
 いろんなことが思い出し、幸が笑ってるような気がしていた。
 ピンポーン、ピンポーン。
 俺の想いを破るように、玄関のチャイムが鳴った。


「お帰り、ママ。」


 少し驚いたようだったが、


「只今、パパ。梨華は?」


「あぁ、勉強中だよ。リビングにいるよ。まず、上がりなよ。」


 俺の言葉に少しまごついたように、


「えっ、あっ、そうなの?ごめんなさいね。お世話になっちゃって。」


 そう言いながら、玄関から奥へ入っていった。


「うわっ、美味しそうな匂い。お腹空いたわ。梨華、そっちにいたの。」


「ママ、お帰りなさい。勉強してるから、ユックリ食べてね。」


 梨華の肩を軽く抱き締め、三奈はなにかに気づいたらしい。


「あら、良い匂い。梨華、お風呂に入ったの?」


「うん、遅くなりそうだから、パパが入ったらって。」


 少し驚いたように、俺を見て、


「ありがたいけど、パパこれはやり過ぎよ。」


 やっぱし、そうくるか。


「ママに聞こうかって思ったけど、やっぱ明日も学校があるからね。ママも入ればいいよ。疲れをとって帰ればいいよ。」


 抗議しようと思ったが、三奈は思い返したらしい。


「う~ん、入ってもいいけど近所の噂にならないかって、変な噂を流されても怖いし。」


 しめた!
 チャンスだ!


「うん、大丈夫じゃないかな?俺は、独身だし、ママも独身だしね。」
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