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梨華との秘密
第4章 娘との日々
 参ったが、振られたのは俺の方だしなぁ。
 まてよ?
 あっ、倉敷への異動の理由は、そいつか!
 課長の前をわかりましたと、頭を下げて自分のデスクに戻ったが、さあて、会わなきゃなんとかなると腹をくくった。
 タバコを吸いに喫煙室へ逃げ込んで、携帯をチェックした。


「パパ、輪ゴム巻きました。

乳首ジンジンして、変な感じです。

写メ、後で送ります。

クリも変です。

触りたいけど、我慢します。

これが罰ですね。」


 写メは、後かぁ。
 少し安心した。
 どうしようかな?


「輪ゴムの味、楽しむんだね。

もう濡れているね。

パンツは、はきかえちゃだめだよ。

気持ち悪くても、我慢するんだ。

帰ってきたら、検査するからね。」


 やれやれ、これじゃSM小説まんまじゃないか。
 喫煙室をでる時、携帯の受信ランプが光った。
 それを無視して俺は、デスクに戻った。
 同時に取引先から電話が入った。
 五分ほど話し、午後に取引先に行く約束を取った。


「課長、昼から岡山テックスに行きますので、きょうは直帰します。」


「岡山テックスかぁ。君の得意先だね。構わないよ。出掛ける前に横山さんに声かけて行けよ。」


 課長に言うと、すぐに許可が出たので資料を用意して、トイレにいった。
 メールをチェックすると、三奈からだった。


「二郎さん、三連休大丈夫です。

あと、二十四日と二十五日も、一緒に居させてくれませんか?

五連休になっちゃうけど、一緒に居られたら幸せです。

無理にとは言いませんから。」


 あらら、三連休から五連休になっちゃったよ。
 断れないな。


「五連休、OKだよ。

俺こそ、三奈と一緒にいられたら幸せだよ。

楽しいクリスマスにしようね、三奈。」


 俺は、非難されようと構わないと、腹をくくった。
 昼食を済ませ、横山さんに声をかけ岡山駅に向かった。
 携帯の受信ランプが点滅していた。
 梨華のメールだった。


「パパ、見てください。

罰の輪ゴム、触りたくてたまりません。

パンツまで、濡れてきました。

恥ずかしいけど両方見てください。

パパ、早く帰って来て。」


 写メが二枚添付されていた。
 一枚は、セーラー服を捲り上げ、張りのある若い乳房の尖端に、緑色の輪ゴムが巻き付けられていた。
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