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梨華との秘密
第3章 娘って
 クスッと、イタズラっぽい笑いを浮かべながら、


「ごめんなさい、パパ。これからはちゃんとします。パパの娘ですから、悪かったら叱って下さい。ウフッ。」


 梨華の明るい笑顔に、思わず引き込まれそうなった。
 小悪魔やな。
 この歳で俺を転がしやがった。
 まっ、転がされるのも後少しだからな。
 案外気持ちがいいけどな、イケンイケン、ロリコンは犯罪や!


「コラコラ、オッパイがグリグリ当たってるぞ、梨華。パパを誘惑してどうするんだ?」


 梨華が少し考える風に、少し遠くを見る目をして、


「う~ん、パパが梨華と同じ匂いがするからかな?パパはサドでしょ?ウフフッ。」


 サドって、嘘だろ!
 バレてる!
 コレだから、小娘は油断できねんだチュウの?
 ん、まてよ?
 同じ匂いだと、じゃ、この娘はマゾ!
 ウソッ!まさかっ!


「梨華、良く分かったね、パパがサドだって。同じ匂いって言ったね。つまり、梨華はマゾだってことだね。」


 俺の言葉に、梨華はどうしよっかぁってな顔で、


「うん、マゾ、そうだと思うの。だって、今日みたいにノーパンて結構やってるわ。パパは好きでしょ?こんなの。」


 あらら、スパッときたね。
 正直に答えてやるかな?
 まっ、ロリコンは趣味じゃないしな。
 後四年すりゃあ、いやいや、考えるんじゃない!


「うん、そういうの好きだよ。でも、梨華の年齢じゃパスだな。パパはロリコン趣味じゃないからね。」


 わかってくれたかな?
 淡い期待を見事に裏切ってくれた。


「わかってる。パパから見れば子供だって、でも、私、我慢できない時があるんだわ。オナニーでごまかしきれない時もあるんだよね。」


 いかん、罠の匂いがする。
 地雷は踏むなよ。
 それにしても、暖かいなこの娘。
 なんてことを考えて、答えようと思ったが、倉敷についてしまった。
 電車を降り、改札口を出るまで黙っていたが、


「梨華、家はどこだい?夜遅いけど大丈夫かな?」


「う~ん、どうしよっかなぁ?連島だけど、バスがあるから大丈夫よ、パパ。」


 ちょっと不安そうな目をしながら、彼女が俺を見ていた。


「連島かぁ、送って行くよ。俺も連島だから。」


 コイツは完全に地雷を踏んだな。
 梨華が、勝利の笑顔を浮かべてた。
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