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敦美のセンシュアルファンタジー
第1章 小指が疼く
 手で押さえる敦美。
「何か手品でも使えるみたいね」
 彼を睨む。だが、あどけない表情に怒りは湧かない。
「熱いところを知りたいんだ。ここなの」
 彼の腕が伸びて唇をなぞる。
「触らないの」
 払いのけるが、腰回りが緩んだので、そこへ腕を伸ばす。

 タイトスカートがするする足元へ落ちていく。
「な。そ。それで。なにが知りたいの」
 油断した隙に露わにされたブラを手で隠して気丈になる。
「お姉ちゃんから熱いの感じるんだ。どこか教えて」
「それは心でしょう。躰じゃないよ」
 自分で言うのも恥ずかしいが、触れられない心と気づかせたいのね。
「こころなの。じゃあ、ここだね」

 ブラの上から乳房を包み込む。
「違うでしょ。あ。こらっ」
 背中でホックが外されてブラの紐が緩む。
「ここは、だいじそうにしてるけど」
 ショーツが尻の方から剥がされる。

「やだー。いったいどうして」
 彼の手と念力で敦美は裸体を夏の陽に晒してしまう。二本の華奢な女の腕では防ぎようもないわけ。
「教えて。熱いところ、教えて」
 子供みたいに甘える賢。背中から脇腹へ指でなぞる。躰を奪われる恐怖は感じさせない。
「解かった。だけど、ここじゃ、教えられないね」
 躰をまさぐる指に不快感はない。彼とベッドの上で、などと妄想する。
「ちがうよ。ここでしたいんだ」 見透かしたように言う賢。精神感応、相手の考えが読める。それは彼女が賢の行動へ同調してしまうことにもなるわけ。
「しようよ。ねー。お姉ちゃん」

 彼が彼女の襟足を支えてヘッドホンを外す。プライベートの時間と彼女も感じる。
 敦美はくいくい顎を上向きにさせられる。唇が奪われると気付いた。

「ちょっと。だめよ。だめっ」
 早口で蠢く唇を彼の唇が塞ぐ。
 しっかりと胸を抱かれた敦美は彼の肩へ腕を預ける。汗ばんだ肌から甘い匂いが漂う。
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