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曇り空
第13章 お隣さん
トクン・・・トクン
静かな空間で聞こえるのは
私と空、どちらのかわからない
鼓動の音だけ・・・
「も・・・信じらんないくらい嬉しいっ!!!!!嬉しいんだけど・・・なんでこんなに近くいたのに杏里に気づかなかったんだろ。隣に住んでたら絶対顔合わす機会あるはずだろ!?・・・うー・・・」
空の言葉に
心の不安が一気に晴れる
私と同じように
空も嬉しいって思ってくれてる
空っ
愛しさが一気に込み上げ
私は体を反転させ
空の唇に自分の唇を押し当てた
身長の低い私は背伸びしないと空の唇に届かない
すると空は唇が重なったまま
私を抱き上げそっとソファーに下してくれた