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曇り空
第13章 お隣さん
「ヤダって言われても・・・これしかないよ?」
「絶対ダメ、違うのがいい」
なっなんなのよっ
別になんだっていいじゃないっ
あ・・・
もしかして・・・空・・・
「ナス・・・嫌いなの?」
ピクッと体を震わせる空
「ききききききらいじゃないし」
あ、なるほど
ナス嫌いなんだ
ふふふっ・・・
意地悪しちゃおっと・・・。
「じゃあナスでけって〜い」
「だからっ!!!!!ダメだっ・・・」
ギャーギャー騒ぐ空を無視し
私はさっさとナスを慣れた手つきで切り
生姜をすった後醤油と共にフライパンに入れ
ナスに生姜と醤油を絡めながら
るんるん鼻歌を歌い炒める
そんな私の様子を見て空は
観念したのかリビングに戻り
黙って座っている