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毒舌
第10章 琴美とおりょう


(トビってさ、背が高くて銀髪だったりした……?)

『――へぇ?夢で見たのか。どうだった』

(すっごくえっちだった!)


私が怒ると

トビは
愉快だと言わんばかりに
笑った。

トビって
こんなふうに
声をたてて
笑ったりするんだ。


『おりょうが、だろ?』

(!!)


確かに
トビが
エッチだったというよりは

夢の私が
めちゃめちゃエッチだった。


(おりょう~~っ)


うちひしがれている私に
イッちゃんが
優しく声をかけてきた。


「琴美。朝ごはんあたしが作ろっか?」

「任せていいの?」

「ふふ、美味しいの作るから待っててね」


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