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毒舌
第11章 堕ちていく
「どこの病院行こうかな」
「私いいとこ知ってるわよ。若いイケメン医師がいてね」
先輩方は
何でか
楽しそうに
会話を弾ませていった。
「えー。萌絵はおじいちゃん医師とかがいい~」
「若い医者とか……ていうか男の医者って時点で」
「女医さんのいる病院探そうかな」
私が呟くと
恵美ちゃんたちも
頷いた。
「検索しとく!」
「任せたよ~恵美みん」
気をとりなおして
仕事をしようと思ったら
香島さんに
手招きされた。
はて?
「どうかしましたか?」
「後でメールちょうだい」
「はあ?」
「俺メアド知らないし」
何で
教えないといけないんですか、
と
顔に出ていたのか
香島さんは
私をなだめるように
ポンポンと軽く
頭を叩いた。
「女医の個人病院紹介するよ」