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毒舌
第29章 年下の
べつに
やましいところなんて
微塵もないから
あったがままを
話してみたけど
『なんだそりゃ?』
……あの痴漢については
私が説明を
してほしいくらい。
着替えを終えて
私が戻ると
さっきとは
別の女の子たちと
話をしていた彼が
私に気付いて
こっちに来た。
「待っててくれたんだ。別にあの子たちと先に行っちゃっても良かったのに」
「でも、お姉さん、何か心配で」
はにかんだ笑顔が
若干可愛い。
『……コイツ、前にも見たな』
(トビの知り合い?)
『お前はバカか?』
私は見覚えないんですが。