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毒舌
第34章 昇華
トビにまた逢えて
安心したこと
助けに来てくれて
嬉しいこと
さんざんな目に遭って
恐かったこと
寂しかったこと。
いろんな気持ちが爆発した。
「トビ!っ…トビ、おかえり」
「ああ。だがまずはアイツだ」
私の頭に
ポンと手を乗せて
トビは
吹き飛んでいった
りおくんの方に向き直る。
「あのっ……りおくん、体を乗っ取られてるみたいで……だから、その」
りおくんには
乱暴しないでね?と
すがりつく私に
トビは鼻で笑った。
「いいからお前は服でも着てろ」
確かにそうですけど!