この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
毒舌
第35章 呪縛


遠くの部署から香島さんの怒鳴り声が聞こえてきた。思わずビクリと肩が震える。


「やだぁ、またぁ?」


自分たちが怒られているわけじゃないけど、聞いていて気持ちのいいものでもなくあちらこちらでヒソヒソと話し声。


「最近イラついてるね」

「営業部カワイソー」


ちょっと心配。


『営業成績はそんな悪くねえのにな、何をそんなカリカリしてんだアイツは』


さわらぬ香島さんに祟りなし、だけど。放っておくのも気が引けるのよね。


『火に油を注ぐだけじゃねえ?』


だとしてもこのままじゃいけない気もする。最近ずっと顔色悪いし暗いし恐いし。

とりあえずいきなり近付く勇気もないのでメールにしとく。


(お疲れさまです、今日もしよかったら飲みにいきませんか、まる。…、よし)

『せっかく俺が可愛がってやるっていったのに、香島と飲みに行くかよ』

(なっ、)


メールを送信してから私は顔を再び真っ赤にした。


(トビってば嫉妬!)

『ちげぇし』


/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ