この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒舌
第35章 呪縛
心なしかさっきより強く押し付けられてる気がする。気のせいか。
「え……もしかして、最近会社で機嫌悪いのはそんなことが原因で?」
『お前。そんなことって……』
「あ、違っ、コトバノアヤ!」
失言を責められすっかり私が悪者、ていうか私のせいだったってこと?
『女だって生理でイラつくだろうが』
「うぅ…すいません」
私とトビがそんなやりとりをしている間でさえ香島さんは、愛しそうに私の感触を楽しんでいる風でもうどうしたものやら。
「あの……香島さん、私……」
色んな感情が頭の中をぐるぐると回って言葉が見つからない。
「すげぇ落ち着く。ずっとこうしてたい」
「私はめがっさ緊張させられてるわけですが」