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毒舌
第37章 禁断


だいたい、香島さんの中では私のことはどう片付いたのかしらね。吹っ切れたとか諦めたとかわざわざ報告があるでもないからわからないけれど。あれ以降特別アプローチもないし、ない……あれ?ないよね?


さっきフィアンセ発言があったのはあくまで寄ってきた人々を払うためであり、私を口説いてのことではないですよね。んんん?


考えると混乱するから、この問題はそっとしとこうかしら。今は無事に妖怪山イベントをやり過ごすことのほうが大事だし。


(でももう、妖怪にとって私って無価値だし……気にしなくていいよね?)

『……一応はな。そのはずだ』


煮え切らないトビの返事に項垂れた。


『お前がどうこうじゃなく。妖怪が人間に害をなさないと言い切れないだけだ。用心にこしたことはねえ』


私じゃなくても。誰かが被害を受けるかもしれない。どんな?


(た……食べられる、とか)

『例えばな』


当然それもあるというふうにシレッと答えるトビに私は言葉をなくした。


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