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毒舌
第37章 禁断


「医者の立場としてはどう思う?」

「そうね、何か事故に巻き込まれたりしたんでしょうけど。幸い気温が低かったおかげで怪我した肉体も劣化せず保存されてたみたいだし、記憶はそのうち戻るか……日常に支障がないから問題ないわ」


ただしメンタルは問題ね、と呟きながら花瓶の花を取り替える。


「花とか、別にいらないから」

「あらそう。今日は直哉のためにいいものを買ってきてあげたわよ」


一々恩着せがましい言い方をするのは何でなんだ。俺は姉貴を見た。


「じゃーん。今日発売の一華のヌード写真集。元気出してね」

「それが姉が弟に見舞いで持ってくるものかよ」


呆れながらもずっしりとした写真集を受け取る。モデルの一華は有名だし美人だけど、今までヌード写真集なんか出してないはずだぞ。頁をめくると綺麗な半身の裸体が見開きで載っていた。


「綺麗は綺麗だけどな。エロっていうか芸術だろ」

「旦那さんが撮ってる写真集だからねぇ」


姉貴の目が猫のように笑う、気味が悪い。何かたくらんでる顔だな。


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