この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
毒舌
第6章 あやかしとおりょう


気味の悪い部屋に
まるで取り残された、

そんな表現が
ぴったりだった。


「おりょう……退治屋の娘で間違いないのか?」

「そうよ。お父様を知ってる?」


俺が
敵対するあやかしだと
解ってないのか

おりょうは
実に落ち着いていた。


粉をはたくでも
紅をひくでもない
素っぴんのまま

香の一つも
焚いてはいないのに。


おりょうは
甘い匂いがした、

血肉そのものが放つ
魅惑的な香りだ。

人間なんざ
みんな糞だと思って来た
俺の常識を覆すほどに
それは強烈だった。


変に喉が渇く、

おりょうを見ていると
腹の底から
緊張が沸き起こる。

それは
おかしな不快感だ。


/740ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ