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執事とお嬢様の禁断の模様
第5章 繋がらぬ想い



「ごめんね…昨日は、一緒にお昼食べられなくて」



 沙耶香はめずらしく元気なさそうにうつむいている。



「ううん…大丈夫。声掛けてくれて嬉しかった」

「…ありがとう」

「うん」


「………」



 お互いに黙々とお弁当を食べる。



「…ねぇ、妃奈浬」

「…うん?」



 一旦手を止める私。



「一昨日…強姦魔に襲われたって
聞いたけど…大丈夫?」

「っ…? なんで、沙耶香が知ってるの?」

「うん…ちょっと情報が来たから。
それより…大丈夫だった? なにかされた?」

「……うん」



 私がうなずくと、沙耶香は顔をしかめた。



「まさか、最後まで…」

「あっ、最後までは行ってないよ」



 私が慌てて否定すると、沙耶香は少し顔を緩めた。



「よかった…どういう感じで襲われたの?」

「…えっと、そのときは1人で帰りたい気分
だったからしゅうぃ…浅葱に無理言って
1人で帰らせてもらったの。

そしたら…いきなり細い道に引きずり込まれて…」


「…1人で帰りたい気分…?」


「うん…その日沙耶香と話してから
ずっと気分が重くて…。

沙耶香はいつも私のこと助けてくれるのに、
私は助けられてばっかりだなって、情けなくなって…」

「えっ…? 待って、それって…

じゃあ、元々は私のせいなんじゃ…」



 沙耶香を見ると、沙耶香の顔は少し青くなっていた。


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