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能天気B型のアタシが美少年と……
第5章 おきくむしの章
……そんな話題で、ほのぼの過ごしてたよ。
外はまだ暑いからあんまし出かけない。
Oちゃんの部屋にたむろするのが精々だ。

ワンルーム?1DKって言うのか、そんな部屋だ。
ただベランダもロフトもあって、収納もたくさんあって
けっこう快適そうだよ。

『快適そうだ』ってのは、普通に使えば広々してるだろうなーって事だよ。
実際は、狭い。

ベランダだけじゃなく
部屋も、そこらじゅう植物で占領されてる。
狭いんだよ!

人間に残されたスペースは
1人ぶん布団をひくくらいしか、ない!

アタシが泊まる事になると、ちょっと植木鉢の間隔を詰めて
キャンプで使う寝袋を出してくるんだよ。
そんでOの介が、喜んで寝袋に入る。
ミノムシみたくなって喜んでる。

「たまに使うと楽しいよー♪」

とか言ってくねくねしてる。
まったく、植物に甘すぎるんだよOの介は!
要するに、植物オタなんだよ!

「実家に居るときも
色々植えてたんだろーう?」

「うーん……そーでもないよ」

「そういや、なんで
1人暮らししだしたんだよ?」

「会社に近いからだよ」

「それだけ?」

「うん」

ふーん……本人が言うなら、それで構わないけどね。
どう見てもこの植物ルームは、異常だっ!!

もしOの介が庭付きの家に住んだら
それはえらい事になりそーだな……
モモやクリ・柿などの果物の木もガンガン植えるだろう。
木が伸び放題で家の屋根をぶち破っても一向に構わないんだろう。

そして『植物屋敷』とか『グリーンヘル』とか呼ばれて近隣の住民から恐れられて、町役場の職員さんが調査に来て屋敷で遭難して、レスキュー隊の人も2次遭難したりと阿鼻叫喚になって映画化されるかもしんない。全米が泣いたり罪の無い子供が怖がって泣くかもしんない。

食人植物ネタとかはやめて欲しい。そう願うだけダヨ……


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