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能天気B型のアタシが美少年と……
第2章 おこめの章
不覚にも、ドキッとしちまった。

声の印象で『青年』と思ってたら、実際は幼さすら感じる顔だった。
まともに顔を見たのは、それが最初だよ。

少年だな。 というか、『ガキ』だ。


……可愛いじゃねーか。



「ぁ……この!笑いごとじゃないぞ!」

「ハハハッ」

「とりあえずアタシにもシャワーだ、シャワー!」

水平噴射シャワーを交代させた。交代するなり

「んぶわっ」

いきなり顔面直撃させてきよった。このコワッパ!

「ハハハッ」

「こんぶるるっっ……なぬおんっ」

「ハハハハッ」

ちょーしに乗りおってこのコワッパ!
……せっかくだから髪をわしわし洗っておいた。

そんで、服の汚れを落としつつ、アタシは次善策を練った。
実際ぬれねずみのまんま帰ったら、ガチで風邪ひくかもしれん。
あと、この生意気なノッポコワッパを、タダで帰すのもシャクだ。
ちと、お灸をすえてやりたい気分だ。
そんで総合的に考えると……



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