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能天気B型のアタシが美少年と……
第2章 おこめの章
やったぞ……中は無人だ。

旧式の洗濯機・乾燥機がずらっと並んでアタシ達を歓迎している。
椅子には週刊誌・少年マンガも山積みだ。まるごと接収だな!

「OKだ!まずはとっとと洗おう」

アタシは100円玉を何枚か財布から出して、ノッポに渡した。
そんで迷彩柄に変わり果てたジャンパーを脱いで、洗濯機に放り込んだ。
そらそら洗濯マシーンども!硬貨を食らえ!そして服を洗え!

……ノッポが、半乾きのドロを付けた顔で、こっちを見ている。

「んお?どうしたよ、とっとと脱いで……」

そこで、アタシはようやく問題点に気付いた。
ここで服を脱ぐのは、まずい。
公序良俗の観点から言ってよくない。

というか、初対面の青年の前で脱ぐのは、まずい。
いくらアタシが田園系ホビットであっても問題がある。

「う……ぁぁ、とりあえず顔を洗おう」

建物のわきに出て、パイプが露出した水道で顔を洗った。

「ささ、その辺に立って」

ノッポも顔を洗ったところで、水道の蛇口に手を当てて
即席水平シャワーにして、服の汚れを落とした。

「ドロは落とせるが、ビショヌレだな……これではカゼひいてしまう」

「俺、平気だから。早く帰って」

「何いってるんだ。電車乗るんだろ?乾かさないと」

「平気だよ。それに……」

「それに?」


……ノッポが、また笑いだした。
いかん、また発作か?変な奴なのかオマエは?
そう思ってノッポの顔を見上げた。


「……楽しかった!」

アタシのほうを向いて、にっこり笑顔を見せた。


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