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能天気B型のアタシが美少年と……
第4章 おかまやまの章
Oちゃんと芝生に、寝っころがっていたんだ。
またピクニックだよ。
5月らしい陽気で、風がぴゅうぴゅう吹いてる。
気持ちいいもんだった。
Oちゃんは辺りをきょろっきょろ見渡して
上機嫌だ。
アタシは、ちょろっと退屈だ。
「おいOの介!ヒマだぞ、なんかお話を、せい!」
「うーん♪」
「お話をしてみせい、はよう、はよう!」
「どんなお話がいーの?」
「そりゃぁアレだよ。壮大な歴史ロマンだよ。
大河ァドラマ風のど派手な群像活劇だよ」
「うん、それじゃーね……」
(大河♪ 大河♪)
この盆地は、うんっと昔は
ちっちゃなお大名さんが、治めていました。
大名さんは背が低かったですよ。
「ほう、アタシより、低いか?」
微妙ですよ。
それで、優秀ないけめん家来の人もいました。
「イケメンか?いかほどだ?」
なかなかですよ。
この家来がたいした切れ者で
近所のモブ大名のみんなと仲良く裏交渉してました。
そのおかげで盆地は、平和でした。
でもある日、大ピンチが来たんですよ
またピクニックだよ。
5月らしい陽気で、風がぴゅうぴゅう吹いてる。
気持ちいいもんだった。
Oちゃんは辺りをきょろっきょろ見渡して
上機嫌だ。
アタシは、ちょろっと退屈だ。
「おいOの介!ヒマだぞ、なんかお話を、せい!」
「うーん♪」
「お話をしてみせい、はよう、はよう!」
「どんなお話がいーの?」
「そりゃぁアレだよ。壮大な歴史ロマンだよ。
大河ァドラマ風のど派手な群像活劇だよ」
「うん、それじゃーね……」
(大河♪ 大河♪)
この盆地は、うんっと昔は
ちっちゃなお大名さんが、治めていました。
大名さんは背が低かったですよ。
「ほう、アタシより、低いか?」
微妙ですよ。
それで、優秀ないけめん家来の人もいました。
「イケメンか?いかほどだ?」
なかなかですよ。
この家来がたいした切れ者で
近所のモブ大名のみんなと仲良く裏交渉してました。
そのおかげで盆地は、平和でした。
でもある日、大ピンチが来たんですよ